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jcss校正にはいろいろなメリットがあります

jcssは計量法に基づく「校正事業者登録制度」のことで、jcssから認定されると校正を行う会社や企業などは一定以上の計量技術を保持しているということが証明される制度です。
人が生活するにおいて質量や長さ、時間や温度など、いろいろな方法を用いてその量を測定することがあります。
例えば調理をする場合計量カップを使って計測したり、タイマーを利用し時間を計ることもあるでしょう。
計量カップやタイマーなどは製品を作るメーカーが正しく計測することができると確認してからリリースされています。
もしこれらの測定器具の校正を行うメーカーが間違ったルールで測定していると、信憑性は疑われ大変なことになるでしょう。
質量を測定器具を製造している企業が間違った基準の分銅を使い校正を行っているなら、その製品を信頼することは難しいものです。
校正を行っている企業が適切に測定できているか、国が認定している制度がjcss校正になります。


jcss認定機関において校正が行われた器具には、jcss校正事業者が発行している校正証明書が貼付されたり発行されます。
証明書によって国家計量標準に基づく適切な校正が行われたという証になるのです。
特に高圧ガス取締法や計量法、気象業務法や道路運送車両法といった法律では、jcss認定機関によって校正した器具を使用するよう定められています。
原子力発電事業者が利用している計量器管理マニュアルや、陸上自衛隊での外部校正事業者の入札条件などでもjcss校正事業者による計量器具での測定が決められていますjcss認定機関において校正された器具の信用・信頼度は国内はもちろん、海外においても信用されています。
FAA(米国連邦航空局)の免責措置を受ける場合、jcss校正証明書が添付している測定器が必要です。


jcssから認定されるには測定の基準に使用する分銅や時計などが必要になります。
測定用器具の正確性にプラスして正しく利用できる高度な技術も必要となるでしょう。
正しいメジャーでも温度などによって膨張したり収縮することがあるので、厳しい温度管理において校正されなければいけません。
jcssから認定されている機関は高い技術を保有していると、国から証明されています。
jcssから認定されるということは正確な校正を行うことができるという証明はもちろん、正確な校正を行うことができる設備を持っているということを意味し、正確な校正を行う人材がいるということも同時に証明されています。
jcssから認定されるといろいろなメリットがありますが、特に信用を得ることができることがあげられるでしょう。
計量計測器具を利用するユーザーにはjcssによって認定されている機関が校正した器具ということで、正確性において信用することができるメリットもあります。

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